おいしい、おいしくないの違いがわかってくることは子どもが成長したということでもありますが、同時にお母さんたちはどうやって苦手な野菜を食べてもらおうかと日々子どもと格闘していることと思います。
大人は苦手な野菜を克服しようとしたことがあるかもしれませんが、子どもは苦手な野菜を頑張って食べようとはせず最初から拒否してしまいますよね。
そんなときどのような対処をすれば困ってしまいます。
今回はさまざまな対処法をご紹介いたします。
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幼児が野菜を全く食べない時の対処法
無理強いしない
子どもにとって一番大事なことは無理をさせないことです。
無理に怒られながら食べることでさらにその食べ物が嫌いになってしまいます。
まずは家族で会話をしながら楽しく食事をする、ということが大切なのです。
ですがそれでは栄養が偏ってしまう・・・と心配になるお母さんもいるかもしれません。
大丈夫です!今すぐに体に影響が出ることはめったにありません。
子どもが自ら「食べてみたい!」という気持ちになるまでゆっくり待つことも克服するための手段の1つなのです。
自分で料理を作らせる
ぜひ子供と一緒に料理を作ってみてください。
一緒に料理をすることで「自分で作った料理だから食べてみる!」という気持ちになるケースが多いです。
また、料理を通して嫌いな野菜に興味を持たせることもプラス材料になることもあります。
私の子供も一緒に料理をすることで食べず嫌いを克服しましたので、とてもお勧めですよ!
お野菜を育てさせる
嫌いなお野菜の種類によっては難しいかもしれませんが、野菜は種から自分で育ててみるのもいいでしょう。
小学生のときにトマトやキュウリなど自分で育てて収穫をして自分で調理するという授業をしますよね。
自分が大切に育てた野菜ならもしかしたら美味しく感じるものです。
無理に食べさせて恐怖を感じさせるのではなく、子どもが自らお野菜に興味を持つことが大切です。
わからないように混ぜてみる
一番王道の方法ですが料理にわからないように混ぜてしまいましょう。
嫌いな野菜がお皿にのっているだけで拒否してしまう場合はすりおろしたり細かく刻んで料理に混ぜてみてください。
例えばハンバーグや餃子、カレーライスなど。
ハンバーグや餃子はお肉の味やソースやタレの味で野菜の風味がわからなくなります。
カレーライスも煮込んでしまえば形も味もわからなくなるでしょう。
子どもが好きなメニューに少しだけ混ぜてみるのもいいかもしれませんね。
そして食べれたときは家族みんなで褒めてあげましょう。大げさに写真を撮ったり記念にカレンダーに書き込んだりしてみたりして子どもの背中を押してあげるときっと次に繋がること間違いなしです。
大好きなお父さんお母さんに褒められたから次も頑張ろうと子どもは感じることでしょう。
手作り野菜ジュース
スーパーに売っている幼児用の野菜ジュースを飲んだことがありますか?
にんじんなど子どもが苦手そうな野菜が入っていますが、ほとんど野菜そのものの味はしないはずです。
むしろ甘くてジュースのような感覚でごくごく飲んでくれます。
ですが市販のものは栄養かや添加物が気になるお母さんもいるかもしれません。
でもそんな時は子どもと一緒に手作りの野菜ジュースを作ってみませんか?
野菜だけでなくリンゴやイチゴ、バナナなど好きな果物を入れたり、牛乳やヨーグルト、はちみつを入れることで甘くて美味しい野菜ジュースが作れることでしょう。
ジューサーひとつあれば簡単にできるのでぜひ子どもと一緒に作ってみてください!
外食やバーベキューなどで楽しく
いつも家の食卓でお母さんに怒られながら苦手な野菜を食べるのは子どもにとってもあまり楽しくありません。
そんな時は外で食べるのもひとつの対処法です。
公園でお弁当を持ってピクニックをしたり、家族で外食に行くのもいいでしょう。
夏はバーベキューをしてお父さんやお母さんと一緒に野菜を焼いたりしていつもと環境を変えることで食に興味がわき、「食べてみよう」と思うきっかけになるかもしれません。
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子供が野菜を食べない時の影響とは?
野菜にはたくさんのミネラルとビタミンが多く含まれています。
子どもの体のさまざまな器官を作ったり、働きを助けたりと成長するには欠かせない栄養素です。
野菜不足になってしまうと身長が伸びにくくなったり、脳や神経の発達に影響したり、貧血や便秘になってしまったりとたくさんの影響が出てきます。
また、野菜を食べずにお肉やおやつばかり食べていると肥満の原因にもなりかねません。
将来肥満が原因で成人病になってしまったり、糖尿病になってしまう可能性もでてきます。
そうならないためにも苦手な野菜を克服してバランスのとれた食事をすることが一番大切です。
まとめ
苦手な野菜をどうにかして克服させてあげたいというお母さんの気持ちはとてもわかります。
将来体に影響が出てしまったらどうしようと不安になることもあるかと思いますが、まずは無理をさせないで子どもの意見も聞いてあげましょう。
トラウマになってしまったら克服するまでにもっと時間がかかってしまうかもしれないです。
食事は楽しくすることが子どもにとって一番大切なのです。
いろんな工夫をして子どものためにも頑張ってください!