母乳で育った子とミルクで育った子の違いとは?粉ミルク・母乳で育った子の特徴|粉ミルクと母乳で成長に違いはあるの?

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出産後多くのお母さんたちが気にするのが「授乳問題」。

「出来れば自分の母乳だけで育てたい」と思っているお母さんも多いのではないでしょうか。

一方で今はいろんなメーカーからたくさんの種類の粉ミルクが出ていますし、粉ミルクの栄養も一昔前と比べて、本物の母乳に迫るレベルになっています。

そこでこの記事では母乳で育った子とミルクで育った子の違いとそれぞれのメリット、デメリットを様々な角度からご紹介いたします。

 

母乳とミルクで育った子の違い

母乳育児とミルク育児で育った子の違いについては以下の項目が考えられます。

体重と身長

一般的に母乳で育った子どもは最初の数か月間、ミルクで育った子どもと比べて体重が少し増えるペースが遅いことがあります。

母乳とミルクの成分は似た成分を含んではいますがタンパク質や脂質の量などが異なるためと差が生じやすくなってしまうためです。

しかし、成長が進むにつれてその差は縮まり、長期的には両者の間に大きな違いはないとされていますので、そこまで気にする必要はありません。

“The mean rates of weight gain from 1 to 4 months were significantly lower for the breast-fed than formula-fed infants (P less than .001), but there were no significant differences in mean length gain or skinfold thickness gain. The mean weight-for-age Z score was significantly lower for breast-fed than formula-fed infants at 3, 6, 9, and 12 months (P less than .05), but the differences were small (less than 0.5 SD).”

この研究では、1か月から4か月までの乳児の体重増加率が、母乳育児の子どもの方がミルク育児の子どもに比べて有意に低いことが示されています。しかし、年齢別の体重Zスコアにおいて、3、6、9、12か月で母乳育児の子どもがミルク育児の子どもに比べて有意に低いことが示されていますが、その差は小さい(0.5SD未満)です。これは、長期的に見ると、体重や身長の違いは小さくなることを示しています。

引用:Factors associated with condom use by sexually active male adolescents at risk for sexually transmitted disease – PubMed

 

アレルギーのリスク

母乳育児の場合、アレルギーや食物アレルギーのリスクが低くなることが報告されています。

これは、母乳に含まれる免疫物質がアレルギー反応を抑制する効果があるためです。

ただし、アレルギーについては成長過程においての他の要因によっても影響を受けるので母乳育児だからアレルギーになりにくい、ミルク育児だからアレルギーになりやすいと断定する要因にはなりません。

 

母乳育児のメリット

母乳育児とミルク育児には栄養面や免疫力、成長発達、アレルギーなどにおいて違いがあるとされています。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

 

栄養や抗体による免疫力向上

母乳育児は栄養面や免疫力向上など多くの利点があります。

WHO(世界保健機関)やCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の推奨によると母乳は最も適切な栄養源であるとされています。

 “Breastfeeding is one of the most effective ways to ensure child health and survival.”
(母乳育児は、子どもの健康と生存を確保するための最も効果的な方法の 1 つです。)
引用:WHO(世界保健機関) https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/infant-and-young-child-feeding

 

また母乳育児は乳児の肺炎や急性中耳炎のリスクが低減されるなどの報告もあります。

“Exclusive breastfeeding for more than 4 months reduces the risk of hospitalization for pneumonia, and ever breastfeeding reduces the risk of lower respiratory tract infections requiring outpatient visits. Exclusive breastfeeding for 3 months reduces the risk of acute otitis media.”

(直訳:4ヶ月以上の完全母乳栄養は、肺炎による入院のリスクを減らし、母乳を与えたことがあるだけでも、外来治療が必要な下気道感染症のリスクを減らす。また、3ヶ月の完全母乳栄養は急性中耳炎のリスクを減らす。)

引用:The Risks of Not Breastfeeding for Mothers and Infants – PMC

 

母乳にはビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪、糖類、抗体など、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が含まれているため、赤ちゃんにとって最適な栄養バランスが整っており消化吸収も良好です。

さらに母乳に含まれる免疫グロブリンA (IgA) などの抗体が、赤ちゃんの免疫力を向上させ、感染症にかかりにくくします。

 

お母さんの健康メリット

母乳育児は母親の子宮収縮を促し、出血量を減らすことが報告されています。

授乳を行うことで子宮収縮を促すホルモンが分泌されるため、出産後の体調を整えるメリットがあります。

 

経済的な負担の軽減

お母さんは無料で提供出来るため経済的な負担はミルクに比べて少なくなります。

成長に合わせた粉ミルク代や哺乳瓶の買い替えなども考えると節約出来る金額はそこそこ多めになります。

 

荷物を少なく出来る

外出するときも粉ミルクを作るためのお湯や哺乳瓶を持ち歩かなくていいので、荷物が少なくなります。

おむつや着替えだけでもカバンは一杯になってしまうので、できるだけ荷物を減らせるのはお母さんにとってもメリットが大きいですね。

 

母乳育児のデメリット

母親の負担が大きい

母乳はミルクと比べると授乳量が一定ではありません。

時には母乳の出が少ない場合もあります。

そうすると授乳回数が増えて、夜間の授乳も含めて母親の負担が大きくなりがちです。

 

また授乳中にはアレルギー物質やカフェインなどを制限する必要があります。

さらに体調不良の場合でも授乳を父親が変わることが出来ませんので母親の負担は大きくなります。

 

断乳、卒乳に時間がかかる

赤ちゃんはお母さんのおっぱいが安心する居場所でなかなかやめられない子もいます。

保育園に預けるためにはミルクに慣れさせなければいけなかったり、母乳が出なくなってくるとミルクに変えたくてもなかなか飲んでくれないということもあります。

夜間断乳するだけでも夜泣きがしばらくはひどかったというお母さんもたくさんいるのではないでしょうか。

 

ミルク育児のメリット

飲む量がわかる

新生児のころは体重の増え方でミルクをどのくらいあげるのかが変わってきます。

哺乳瓶のメモリと計量スプーンのおかげで赤ちゃんがどのくらい飲んだかがすぐにわかるので、量の調節がしやすいです。

 

お母さん以外の人に任せられる

お母さんができないときでもお父さんやおばあちゃんでもミルクなら作ってあげることができます。

なのでお母さんだけが授乳で悩むことなく家族で協力してやることができるので、お母さんのストレスも少しだけ軽くなりますよね。

 

妊娠しやすくなる

母乳をあげているときは排卵しないように生理が来ないようにホルモンが働いています。

ですが年子を希望していたり、すぐに次の子どもが欲しいときは粉ミルクをあげて、母乳をやめた方ができやすいと言われています。子宮の回復も個人差があるので生理が再開するのが早い人もいれば遅い人もいます。

ですが次の妊娠を希望している場合は断乳してでもミルクにした方がいいと産婦人科の先生が言っていました。

 

ミルク育児のデメリット

ミルク代などの費用

粉ミルク代、哺乳瓶代、お湯を沸かす電気またはガス代などミルクを作るだけでいろんな費用がかかってしまいます。

メーカーによって粉ミルクの値段が違ったり成分も若干違うので、高い粉ミルクの方がいいのではないかと考えるお母さんも多いと思います。

ですが、新生児から1歳まで飲める粉ミルクは実際のところどのメーカーの粉ミルクでも赤ちゃんはちゃんと必要な栄養は取れています。

 

ミルクを作る手間

粉ミルクを赤ちゃんにあげるまでに計量スプーンで量って、お湯を沸かして、水で人肌になるまで冷ますという手順があります。

難しいことではないですが、1日に多いときは6~7回それを繰り返さなければいけません。

また冬の寒いときや夜眠いときでもキッチンに立って作らなければいけません。毎日のことになると少し苦痛になってしまいますよね。

だんだんとあげる回数は減ってきますが、慣れていない新生児の時期が一番回数が多いのでそれがストレスになってしまうお母さんもいるのではないでしょうか。

 

ミックス育児やミルク育児ならウォーターサーバーは必須

私は個人的に水道水に含まれる塩素が赤ちゃんの消化器官に影響を及ぼす可能性を考えてウォーターサーバーを導入しました。

もちろん水道水を煮沸することでも赤ちゃんに飲ませることの出来る水になりますが、煮沸の手間などを考えるとウォーターサーバーがあったほうが間違いなく便利です。

 

ウォーターサーバーを選ぶポイント

以下は、赤ちゃんのミルクの調乳に人気のウォーターサーバーを選ぶ際の主要なポイントを表にしています。

ウォーターサーバーの選び方にはいくつかのポイントがあります。以下は、赤ちゃんのミルクの調乳に人気のウォーターサーバーを選ぶ際の主要なポイントを表にしています。

 

項目説明
安全性ウォーターサーバーから提供される水は、ミネラルウォーターまたは浄水された水であることが望ましいです。また、サーバー自体の衛生管理が徹底されていることも重要です。
温水機能赤ちゃんのミルクを調乳する際に、適切な温度の温水が提供できるウォーターサーバーが便利です。
ボトル交換の容易さ赤ちゃんのミルク調乳には頻繁に水を使用するため、ボトルの交換が容易なウォーターサーバーを選ぶと便利です。
省エネルギー性能電気代を抑えるために、エコモード機能や消費電力が低いウォーターサーバーを選ぶと経済的です。
サイズ・デザイン赤ちゃんのいる家庭では、スペースが限られていることがあるため、コンパクトでデザイン性の高いウォーターサーバーが望ましいです。
アフターサービスウォーターサーバーを利用する際にトラブルが発生した場合、迅速かつ丁寧な対応をしてくれるメーカーや提供会社が望ましいです。

これらのポイントを踏まえてウォーターサーバーを選ぶことで赤ちゃんのミルクの調乳に適した製品を見つけることができます。

 

筆者がおすすめするのは「LOHASUI evo」

ウォーターサーバーは色んな商品がありますが、置き場所を選ばない業界NO1のスリムなデザインと赤ちゃんも飲むことの出来る超軟水のお水というのが決め手になりました。

他のウォーターサーバーは幅が300mm~350mmのものが多かったのですが、LOHASUI evoの幅は260mmと業界最小でしたので冷蔵庫の横のスペースにすっぽりと収まりました。

今ならレンタル費用・初期手数料が無料なのでぜひこの機会に検討してみてくださいね。

ミルクにも使えるウォーターサーバー

LOHASUI evoの詳細はこちら 

 

まとめ

母乳とミルクを比べてみるとやはり母乳の方が赤ちゃんにはよいと言われている理由がわかります。

ですが体質的に母乳が出にくかったり、赤ちゃんの吸う力が弱かったりしたりとさまざまな理由でミルクを選ぶお母さんもいます。

どちらでないといけないということはないので、赤ちゃんとお母さんに合った方を選択することが一番です。

 

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