はちみつを赤ちゃんにいつからあげる?量や時期を徹底解説!

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赤ちゃんの食べ物
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離乳食が始まると、甘くて美味しいはちみつは赤ちゃんが好きそう!

とつい与えたくなってしまいますよね。

 

でも赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないことは、出産直後から子育ての注意点として病院や産婦人科などで警告されることも多く、今では常識なので、ご存知の方がほとんどだと思います。

 

でも、

・はちみつはいつから食べさせてもいいのか

・はちみつをあげてはいけない理由

をご存知の方は意外と少ないです。

そこでこの記事では、はじめてはちみつを食べさせる時期や赤ちゃんに食べさせてはいけない理由をご紹介します。

 

赤ちゃんにはちみつをあげる時期と量について

はじめてのはちみつはいつから?

大事な赤ちゃんを守るためにもはちみつは1歳を過ぎてからあげるように徹底しましょう。

厚生労働省からも以下のように注意喚起がされています。

1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

引用:厚生労働省

 

離乳食にはちみつを使ったことが原因で赤ちゃんが食中毒になったり、亡くなってしまった事例もあります。当時、私も妊娠中で赤ちゃんに関してのニュースには敏感になっていたのでよく覚えています。

 

初めて食べさせるときの量は?

はちみつをはじめて与えるときの量に特に決まりはありません。

離乳食では、「初めて食べる食材は小さじ1杯から」といわれますが、それはアレルギーの心配があるからです。

アレルギーなど心配であれば小さじ1杯から与えてみるといいでしょう。

 

1歳になったらみんなはちみつ解禁してるの?

甘いものはもう少し大きくなるまで与えない、1歳では早すぎるという考え方の家庭もあるようで、1歳になったからはちみつ解禁という家庭ばかりではありません。

ですが、1歳になればはちみつを食べさせてはいけない時期は終わりますので、1歳以降にはじめてはちみつを与える時期については、各家庭の考え方で決めるといいでしょう。

 

ちなみに我が家の息子は2歳半くらいの時に始めてはちみつを食べさせました。

わざと食べさせなかったのではなく、特に食べさせる機会がありませんでした(笑)

 

なぜ赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけないのか?

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赤ちゃんにはちみつNGな理由

はちみつを赤ちゃんに食べさせてはいけない理由はボツリヌス菌が含まれているかもしれないからです。

ボツリヌス菌は健康な大人の体内に入っても腸内細菌がなんとかしてくれるので食中毒を発症することはありません。

しかし赤ちゃんは腸が未発達なため、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出し、乳児ボツリヌス症を発症することがあります。

適切な処置をすれば大事には至りませんが、最悪の場合、亡くなってしまうこともあるので、絶対に1歳未満の赤ちゃんにはちみつは食べさせないようにしましょう。

1歳になる頃には腸も発達し、腸内細菌がボツリヌス菌に勝つことができるようになるので、はちみつを食べるのがOKになるというわけです。

 

特に注意が必要なのは生後6ヶ月までの赤ちゃん

生後6ヶ月頃までは、特に注意が必要です。

まだミルクや母乳が栄養の中心で、腸の消化能力も発達しきっていません。

その状態ではちみつが体内に入ってしまうと、すぐにボツリヌス菌が悪さし始めてしまう可能性があります。

お世話をする人の指や体についたはちみつが赤ちゃんの口に入ってしまうことも有り得るので、注意するようにしましょう。

万が一、はちみつを食べてしまった時の対処法はこちらの記事をご覧ください。

赤ちゃんがはちみつを食べてしまった時の対処法と症状を徹底解説!
「1歳までははちみつを与えてはいけない。」 という言葉は赤ちゃんを育ててらっしゃるママさんは聞いたことがあるのではないでしょうか? しかし、 ・赤ちゃんがはちみつを食べてしまったらどうなるの? ・食べてしまったときの対処法は? ・赤ちゃんに...

すべてのはちみつにボツリヌス菌が入っているの?

すべてのはちみつにボツリヌス菌が入っているわけではありません。

ですが、どのはちみつに入っているか分からないので赤ちゃんにはちみつを与えるのはやめましょう!

 

また、熱に強い菌で、単純に火を通せば殺菌されるというわけでもありません。

100℃以上で6時間以上の加熱をしないと死にません。

家庭の調理で100℃を6時間以上ってなかなかやらないですよね(・・;)

 

そもそもボツリヌス菌って何?

ボツリヌス菌とは!?

ボツリヌス菌は世界中にいる菌で、海・川・湖・土の中など自然のさまざまなところにいます。

酸素が嫌いで、酸素があるところでは増えることができません。

自然の中には酸素がたくさんありますよね!

 

自然の中にいる間は芽胞(がほう)という「種のようなかたち」をしていて、酸素や熱、乾燥から身を守っています。酸素が少ない状態になると発芽し、増殖して「毒素」を出します。

この毒素が人間の体に害になるものです。

乳児ボツリヌス症について

1歳未満の赤ちゃんの体内でボツリヌス菌が悪影響を及ぼすことを「乳児ボツリヌス症」といいます。

 

・便秘が続く
・おっぱいやミルクの飲みが悪くなる
・首がすわらなくなる
・全身が脱力状態になる

 

などの症状がでます。

いつもと様子が違うと思ったらすぐに病院に行くことが大事ですね!

 

ボツリヌス菌に注意が必要なのははちみつだけ?

乳児ボツリヌス症との関係がはっきりしている食材ははちみつだけなので、はちみつは1歳までは与えないようにという注意喚起がされています。

ですが、井戸水や黒糖の中にも入っているといわれています。

 

また、土の中や海や川にもいる菌なので、土のついた食材はしっかり洗ってから調理するなど、当たり前の食中毒対策は必要です。

国内での乳児ボツリヌス症の発症例で、はちみつを食べたことの無かった赤ちゃんもいるようです。

 

ハチミツが推定原因とされる乳児ボツリヌス症例は、1989年までの12例に2017年の1例を加えて、計13例であったが、 1990年から2016年までに発症した23例はハチミツ摂取歴がなかった。ボツリヌス菌芽胞をどこから獲得するのかについては、ボツリヌス芽胞が混入したハチミツ摂取以外では、多くの事例で明らかではなく、周囲の環境からといわれている。

引用:NIID国立感染症研究所

はちみつを与えないように注意しつつ、自然のボツリヌス菌にも注意が必要ですね!

 

まとめ

甘くて美味しいはちみつは健康食品としても注目されていますし、つい早く赤ちゃんに食べさせてあげたくなりますよね(^^)

 

でも、もしも病気になってしまったら苦しいのは大事な赤ちゃんです。

1歳になるまでははちみつを与えないように注意しましょう!

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