妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日には、安産祈願をする風習があることはご存知だと思います。
でも体調がすぐれなかったり・・・
一緒に行く人の都合が悪かったり・・・
仕事が入ってしまったり・・・
色々あって戌の日にお参りに行けない場合、戌の日以外に行ってもいいかどうか迷っちゃいますよね。
そこで安産祈願は戌の日以外でもOKなのか?
また、安産祈願に行くときの服装マナーなどを徹底解説しちゃいます!
安産祈願は戌の日以外でもOK!その理由は!?
「安産祈願は5ヶ月に入った最初の戌の日」といわれていますが、実は戌の日以外でもOKです。
全国各地にある水天宮の総本官でもこのようなQ&Aが用意されています。
Q2.戌の日に都合が悪く行けないのですが、他の日でも安産祈願はしていただけますか?
A2.はい。通常9:00~16:00まで、いつでも受付を行っております。
ご家族、皆様が揃われる日が吉日かと思われます。
ご都合の良いときに、お越しください。
引用:全国総本宮 水天宮
水天宮の総本宮がこのように記載しているんですから、これ以上に説得力のあるものはないですね(笑)
ただ、どうしても戌の日に祈祷をしてほしいということであれば、全国総本宮の水天宮では通信祈祷も受け付けております。
都合で来られない方の為にメール、FAXもしくはお手紙にての祈願申し込みを受け付けています。祈願後、お申込のご住所へ郵送いたします。
引用:全国総本宮 水天宮
戌の日以外に祈祷してもらうもよし!
通信祈祷を選ぶのもよし!
好きな方を選んで安産祈願をしましょう。
そもそも戌の日って何なの?
戌の日の由来
犬はお産が軽く、たくさんの元気な赤ちゃんを産みます。
そのことから犬を安産の象徴とし、戌の日に「帯祝い」というお祝いをするようになったといわれています。
また、昔から犬は外敵から守ってくれる動物だったので、赤ちゃんを守ってくれるという願いをこめて戌の日に・・・という説もあります。
5ヶ月に入った戌の日に安産祈願をする理由
「安産祈願」と「帯祝い」を戌の日に同時に行うので、両方とも同じ意味として覚えている方も多いのですが、実はそれぞれ違いはあります。
と、このようにちょっとだけ違いがあります。
昔は、戌の日の少し前に神社で腹帯をお祓いしてもらい、戌の日になったら腹帯を巻くというやり方が「帯祝い」でした。
今は安産祈願をすることと戌の日のお祝いが混ざって「戌の日参り」をやる人が多いようです。
もちろん、戌の日に安産祈願に行くことはNGではありません。
安産祈願は、妊婦自身が神様に「安産になりますように!」と願ってお祓いしてもらうことなので、いつ行っても大丈夫です!
「念願の赤ちゃんを授かったから、まだ妊娠初期だけど早めに行きたい」
「戌の日は仕事で都合がつかないから、5ヶ月に入った最初の日曜日に」
「5ヶ月に入ったけどまだ体調が安定しないから、体調が落ち着いたら」
一緒に安産祈願に行く人や自分の都合で日程を決めましょう。
大切なのはいつ行くかよりも、無事に生まれてきてくれることを祈ることです(^^)
帯祝いとは!?
5ヶ月に入った戌の日に腹帯を巻きお祝いをすることです。
昔は今のような妊娠検査薬が無かったため、妊娠に気づかないまま流産してしまうことも多かったそうです。
そのため、無事に赤ちゃんがおなかが目立ち始める5ヶ月まで育ったことをお祝いし、無事に安産で生まれてくることを祈る家庭での行事で「帯祝い」というものが生まれたそうです。
腹帯を巻くことで、周囲に妊娠を報告するという意味合いもあったようです。
安産祈願の服装の選び方やお参りの仕方
安産祈願の服装
安産祈願の服装に決まりはありません。
体調を一番に考えた楽な服装で行きましょう。
ただし、神様仏様に安産をお願いしに行くので、あまりカジュアルすぎるものは避けたほうが良いでしょう。
・露出度の高い服装
・ジーンズ
・サンダル
上記のような恰好だとカジュアルになりすぎる印象がありますので避けたほうがいいですね。
また、子どもも一緒にいく場合は、上記の服装は避け、神社は砂利が敷かれていることも多いので、歩きやすい靴を履かせましょう。
男性の服装もカジュアルすぎない服装で行くようにしましょう。
お参りのマナー
鳥居をくぐるときに一礼する
鳥居をくぐると神様のいる神聖な場所とされています。
一礼をすることで、神様に「お邪魔します」と挨拶をします。
参道の真ん中は通らない
参道の真ん中は神様が通る道です。
真ん中を通ってしまうと、神様に失礼にあたります。
参道の端っこを歩くようにしましょう。
お清めをする
神社には手水舎という水で手を洗う場所がありますよね!
まずはそこで手を洗い、口をすすいで身を清めます。
手順としては次のように行いましょう。
①右手でひしゃくを持ち、水を汲む②左手に水をかけ、左手にひしゃくを持ち替える
③右手に水をかける
④左手にひしゃくを持ち替えて、右手に水を受ける
⑤右手に受けた水で口をすすぐ
⑥もう一度左手に水をかける
⑦ひしゃくを手前に傾けて、柄に水をかける
⑧ひしゃくを元の場所に戻す
ご祈祷申込みをする
社務所で何の祈願をするのか、申し込みをします。
このときに、初穂料が必要です。
神社によって金額が違うので、事前に問い合わておくと安心です。
相場は5000円~10000円です。
また、初穂料はのし袋に包むようにしましょう。
お祓い
ご祈祷の前にお祓いをしてもらいます。
人気の神社だと待ち時間が長い場合もありますが、体調が悪いときなどは神社によっては順番を早めてくれる場合もあります。
妊娠中の大事な体なので、無理せず神社の人に申し出ましょう。
祝詞奏上
神主の方がご祈祷をします。
頭を軽く下げて聞きましょう。
場所によっても違いはあると思いますが、大体30分ほどで終わります。
授与品を受け取る
一人ひとりに授与品が手渡されます。
お札やお神酒、お守りなどをもらえる神社が多いです。
安産祈願で有名な神社では、待ち時間が長くなることが多く、戌の日は混雑していることも多いです。できるだけ早めの時間に行くほうが良いでしょう。
まとめ
妊娠中の一大イベントでもある戌の日の安産祈願。
大事なのは子供が無事に生まれてくるようにと祈る気持ちですから、例え戌の日にいけなくてもあなたの都合がいい日にお参りしてみてください。
無事にお子さんが生まれてくることを祈りながら、家族で楽しい思い出にしたいですね!
元気なお子さんが無事に生まれてきますように!