お肉にはからだをつくる栄養素であるタンパク質が多く含まれています。
バランスの取れた食事をする上で、欠かせない食材です。
と、難しく考えなくても、子供はお肉が大好き!
むしろ、お肉ばかり食べてないで野菜も食べなさい!と注意したくなることも。
ところが「ウチの子はお肉を嫌がるんです・・・」という悩みを抱えたママさんもいるんですよね。
そこで今回は、1、2、3歳児が肉嫌いな理由とその対処方法について考えていこうと思います。
子供がお肉を食べない原因として考えられること
実は、我が家の末っ子が、離乳食から通常食に変わる頃にお肉を嫌がるような時期がありました。
1歳半〜2歳頃だったしょうか。
ハンバーグとコロッケに含まれるお肉は大丈夫でしたが、唐揚げを含むその他の調理法では一切口にしてくれません。
「ははぁ〜ん・・さては、お肉が嫌いというより、お肉の固まりが食べにくく飲み込みづらいから嫌なんだな」
と思っていた矢先、友人の娘ちゃんがウチの子とはまったく真逆で、ハンバーグなど合い挽き肉を一切食べないというのです。
「ハンバーグ食べないとか、子供の好物の基本を奪われて大変だね〜」
なんて笑っていたら
「そっちは、子供の好物の基本の唐揚げを食べないじゃな〜い」
なんて言われたり。
まだまだ幼い子供のことなのでそんなに深刻に考えることなく笑い合っていましたが、やはり、お肉を食べてくれないというのはどちらのパターンであっても、案外致命的でした。(汗)
子供がお肉を食べない理由は大きく分けると次のような2つが挙げられます。
理由1:お肉の繊維質さ固さ、大きさが飲み込みづらくて苦手
この場合、ハンバーグのような挽肉であれば食べられることがほとんどです。
理由2:肉の脂っぽさや臭み、食感が苦手
この場合、ささみのようなあっさりとしたお肉であれば食べることがあります。
※ごく稀ではありますが、メンタル的な問題もあります。
(大の動物好きで、かわいそうだから食べられないなど)
この場合は今回の対処法には該当しないでしょう。
別の角度からの克服が必要になります。
次の項では、この2つの原因ごとに対処方法を考えていきましょう。
子供がお肉を食べない時の対処法とは!?
子供の偏食は、成長の過程で治ることが多くあります。
親が一生懸命工夫したり注意して苦手なものをなくそうと奮闘している間はびくともしなかったのに、何がきっかけだったのか、突然食べられるようになったりと、不思議なものです。
ですが、様々な対処法を試した結果、克服できたということも、もちろんあります。
肝心なことは、苦手なものを克服させようとヤケにならないということです。
日々の食生活の中で、他の家族まで巻き込むことのないように可能な範囲で試してみる程度にしておきましょう。
こちらのイライラや無理強いが伝わると、逆効果になることもあります。
「食べてくれたら宝クジに当たったようなもの♪」
という軽いノリで気長に付き合っていきましょう。
では次に、理由1と理由2の各々の対処方法についてまとめていきましょう。
お肉の繊維質さ固さ、大きさが飲み込みづらくて苦手と言う場合の対処方法
挽肉料理のレパートリーを増やす
ウチの子のように挽肉料理であれば食べることができる、という場合はハンバーグやコロッケが有効ですよね。
他にも、そぼろご飯や挽肉のオムレツ、餃子などもいいでしょう。
ちなみに、我が家ではカレーやシチューにも合い挽き肉を使用しています。
薄切りのお肉で炒め物をした場合は、ハサミで細かく切る
我が家では薄切りの豚肉や牛肉と野菜を炒める料理が頻繫に登場するのですが、野菜と一緒にお肉もハサミで細かく切ってしまいます。
それをご飯の上にふりかけのようにしてかけると違和感なく食べてくれます。
また、唐揚げやとんかつトンカツのような大きな塊のお肉料理もとにかく細かくハサミで切ってしまいます。
このような方法で食べてくれる場合は、お肉の脂っぽさや臭みは気になっていないということなので、成長と共に少しずつ大きめなお肉でも食べられるようになるでしょう。
肉の脂っぽさや臭み、食感が苦手と言う場合の対処方法
さっぱりめのお肉の部位でさっぱりとした調理方法にする
お肉の独特な脂っぽさや臭みが苦手な場合は、鶏の胸肉やささみを使った料理がオススメです。
ツナが食べられるようであれば、鶏の胸肉やささみ肉をさいてツナの代用のようにして使ってみてください。
また、脂身の少ない豚ロース肉を蒸し料理にしたり、炒めた後の味付けにポン酢を使うなどしてさっぱりと仕上げてみると食べてくれることがあります。
ポイントは、この段階で豚バラ肉や牛肉にチャレンジしないことです。
脂っぽい部位は、余計にお肉嫌いを加速させてしまうので注意しましょう。
挽肉料理は鶏挽肉を使ったり、挽肉の割合を少なくする
脂っぽさが苦手な場合、鶏挽肉のそぼろご飯は食べられるという子も多いようです。
また、ハンバーグには豚挽肉と豆腐を使い、挽肉の割合を通常のレシピよりも少なめにしてみましょう。ソースにはポン酢のようなさっぱりとしたものがいいですね。
どちらの理由でも食べやすいメニュー例
お肉の繊維質さ固さが苦手、脂っぽさが苦手、どちらの理由でも食べやすいレシピを紹介しましょう。
フライパンで鶏挽肉と野菜の包み焼き
食感は柔らかく、脂っぽさを感じない調理方法です。
野菜も入っているので、離乳食期を終えたばかりのお子さんにもぴったりですね。
まとめ
子供の偏食には本当に悩まされます。
ですが、形を変えたり、味付け次第で食べられることもありますし、小学校に上がると集団生活の中で自然と食べられるようになったりと、可能性も大いにあります。
大人の偏食の方がずっと手強いものです。
無理強いしてトラウマにならないように気をつけながら、気長にゆったりとした気持ちで付き合っていきましょう。