二人目を出産すると一息つく間もなく、お母さんは二人の育児をしなきゃいけなくて大変ですよね!
おまけに毎日のドタバタの中で育児をしていると、どうしても生まれたばかりの下の子に手がかかりっきりになってしまうことが多いのではないでしょうか?
突然お姉ちゃん、お兄ちゃんになって子どもも戸惑っているけど、心のケアまで余裕がない!と思うお母さんが多いと思いますが、子どもも我慢をたくさんしています。
そんなときはどんなケアをしてあげるのがいいのでしょうか。
二人目育児の成功のカギは「上の子のケア」
上の子との時間を取るようにする
上の子は自分の弟や妹にお母さんを取られてしまったという気持ちになり、赤ちゃん返りをしてしまうことが多いでしょう。
そんなときお父さんが代わりに遊びに連れて行ってくれたり、遊んでくれたりすることで
「パパ大好き!ママは嫌い!」
となることもあります。
でもお母さんはそうなったとき
「上の子はお父さんが担当、下の子はお母さんが担当」
と役割分担のようにお世話をお父さんに任せてしまっていませんか?
でも実は上の子がお母さんに甘えたくても甘えられないという状況から仕方なくそう言わせてしまっているかもしれないのです。
大好きなお母さんとの時間を取られてしまって、愛情の裏返しのような行動をとることもあるということをお母さんは理解しなければいけません。
もしそのように言われても、お母さんは上の子と二人だけの時間を作るように心がけましょう。
名前を呼ぶ大切さ
下の子を妊娠してから上の子を「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」と呼ぶようになっていませんか?
子どもによっては甘えん坊だからしっかりさせたいとき、わざとそのように呼ぶことで子ども自身の気持ちを切り替えさせ自覚を持たせることで成長するということもあります。
ですが急に親の勝手で自分がお姉ちゃん、お兄ちゃんになったのに・・・と子どもは素直に状況が呑み込めないことがほとんどでしょう。
大好きなお母さんとお父さんにはちゃんと名前で呼んでもらうことで、自分もちゃんと見てくれていると思ってくれます。
急に名前で呼ばなくなるのは避けた方がよいでしょう。
抱きしめてお母さんの気持ちを伝える
上の子にわかって欲しくて強く言ってしまうことありませんか?
お母さんのイライラしてしまう気持ちはとても分かりますが、上の子もたくさん我慢して、そのストレスをうまく発散できずにいるのかもしれません。
そんなとき上の子と目線を合わせ、ぎゅっと抱きしめて優しく言葉で伝えましょう。
後ろから抱きしめて耳元でささやくと包まれている感じがして子どもはとても落ち着きます。
お母さんから大事にされているということが上の子へのケアで一番大切なことです。
下の子のお世話を一緒に
最初は下の子を受け入れてくれなくて、「赤ちゃんほしくなかった!」と言われてしまうこともあるかもしれません。
ですが少しずつでいいので、上の子と一緒にお世話をするようにしましょう。
そうすることでお母さんとの時間もできますし、下の子のお世話を頑張ることで大好きなお母さんに褒めてもらえる!と思ってくれることでしょう。
受け入れてくれなくてもそれはやきもちを妬いていて、その気持ちをどうやって表現したらいいかわからなくなっているのです。
下の子の接し方もわからず暴力的になってしまうかもしれないですが、ゆっくりと時間をかけて上の子が下の子に歩み寄れるようお母さんが手伝ってあげましょう。
二人目出産前から上の子は我慢している
妊娠中は上の子と二人だからたっぷり時間を使えるかもしれません。
ですがお腹が大きくなると普段できていたことができなくなりますよね。
たとえば公園で鬼ごっこをしたり、高い高いをしたり・・・
いつも遊んでもらっていたのに急にお母さんが遊んでくれなくなってしまったとなると子どもは大きなストレスに感じてしまいます。
ですが切迫早産などで安静にしていなければいけないときは仕方がないので、子どもにはきつく言って我慢させてしまうことが増えていきます。
妊娠中の抱っこ
上の子はいつもお母さんに抱っこしてもらっているのに急にしてくれなくなってしまった、と感じています。
お腹の赤ちゃんにも上の子にも負担がかからないようにするのは難しいですが、座りながら抱っこをするなど工夫をして乗り切りましょう。
上の子の授乳
二人目を妊娠した時にまだ上の子の授乳をしていることがありますよね。
産婦人科の先生に聞くと、妊娠の経過が順調なら授乳を続けても問題ないとされていますが、授乳することで子宮を収縮させてしまうホルモンが分泌されるので注意が必要です。
また、妊娠中の授乳については産婦人科医によっても意見が割れているのが現状です。
ただし、妊娠中の授乳により流産率が上がるという医学的なデータや統計はありません。
授乳をしていてお腹が張る場合などはお医者さんの指導の下、授乳を一時的にやめたり頻度を少なくすることも検討しなければいけません。
その場合、上の子に我慢させてしまっていると後ろめたい気持ちになってしまいますが、その分ぎゅっとしてあげる回数を増やしたり、二人の時間を作ってあげるようにしましょう。
ほかのことで愛情表現してあげることが大切です。
まとめ
どうしても下の子のお世話に時間がかかってしまっていつもしていた家事がたまり、上の子に時間をかけることが難しくなります。
ですが子どもは不安やストレスをうまく表現することができないので、心もケアをしてあげることが大切です。
ぎゅっと抱きしめてあげることからでもいいです。
あまり神経質に考えず心に余裕をもって上の子に接してあげましょう。