運動しているときや暑い日、熱が出たときの水分補給はただの水よりポカリスエットなどのイオンが含まれた飲み物を飲む人が多いことでしょう。
水よりも体によい栄養が気軽に摂取できるので、皆さん一度は必ず飲んだことがあるのではないでしょうか?
このポカリスエットですが子どもは何歳から飲んでいいのかご存知ですか?
また、水で薄めれば大人と同じポカリスエットをあげてもいいのでしょうか?
今回は幼児とポカリスエットについての疑問をご紹介いたします。
ポカリスエットは何歳からOK?
一般的に市販で売られているポカリスエットは離乳食が完了した子どもなら飲めることになっています。つまり大体1歳~1歳半くらいの歳ですね!
ちなみに下の画像のように生後3ヶ月ころから飲める赤ちゃん向けの商品もありますので、子どもの年齢に合わせてあげることが大切です。
大人用ポカリと子供用ポカリの違い
赤ちゃんと大人のポカリスエットの異なる点は浸透圧の違いです。
ビーンスターク ポカリスエットはポカリスエットとは異なり、 赤ちゃんの体液と同じ浸透圧(285mOsm)になっています。
つまり赤ちゃんにとって、浸透圧が体液と同じということはそれだけすんなり体に馴染むということです。
また赤ちゃんはとても汗かきで水分を排出する割合が大人より多いです。
体内の水分バランスがみだれてしまいがちなので、大人用のポカリスエットをそのまま飲ませてしまうと適切な水分補給ができなくなってしまうため、体に負担をかけてしまいます。
なので大人用よりナトリウムなどのイオンをたくさん含んだ赤ちゃん用の方が効率よく水分補給ができるのです。
赤ちゃんには甘すぎる?
大人用のポカリスエットには砂糖や果糖ブドウ糖液糖など甘くするものが多く使われています。
また食塩も含まれているので、赤ちゃんには塩分が多すぎてしまいます。
甘くて濃い味に慣れてしまうと、普段から食べているものや飲み物などを受け付けなくなる可能性があります。
そうなってしまうとせっかく母乳や赤ちゃん用の麦茶などで水分補給できていたのに味が濃いジュースなどしか飲んでくれなくなったり、虫歯や肥満児になってしまうかもしれません。
赤ちゃん用のポカリスエットは糖分が少なく、やさしい味になっています。
またカロリーも大人用のポカリスエットより低いので、年齢に合わせたポカリスエットを選択してあげましょう。
ポカリスエットを水で薄めるのがNGな理由ってなに?
急な発熱などで赤ちゃんがなかなか水分をとってくれなくてポカリスエットを飲ませたいと思っても、大人用のポカリスエットしかないときもありますよね。
でも粉のタイプは水またはお湯で溶かして飲むので、赤ちゃんに飲ませるときは薄く作れば飲ませられるのでは?と思っているお母さんがいるかもしれません。
ですが大人用と赤ちゃん用ではポカリスエットの成分が違うので、薄めても大人用のポカリスエットは赤ちゃん用のポカリスエットと同じにはなりません。
大人用のを薄めてしまうと水分とイオンのスムーズな吸収ができなくなってしまいます。
ポカリスエットを薄めて飲むと「水分とイオン(電解質)のスムーズな吸収」が損なわれてしまうため、薄めずにそのままお飲みになることをおすすめいたします。
引用:大塚製薬
まとめ
ポカリスエットは大人もコンビニやスーパーなどですぐに手に入りやすく、気軽に水分補給ができる飲み物です。
ですが大人用のポカリスエットでは赤ちゃんにとっては成分の違いから体に負担をかけてしまうこともあります。
赤ちゃん用のポカリスエットも販売されているので、赤ちゃんの年齢に合わせて正しい水分補給をさせてあげることが大切ですね。
ポカリスエット以外で赤ちゃんや子供の水分補給として人気なのが麦茶です。
ただ、この麦茶も大人用麦茶とベビー麦茶に分けられていますが、その違いについてあなたはご存知でしょうか?
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