歯が生えてきた1歳児に歯磨きをさせようとすればするほど子供が口を開けてくれない…
泣き喚いて嫌がってしまう…なんてことがよくあります。
強引にやっても余計嫌がってしまって良くないかも…
でも、ちゃんと磨かないと虫歯になったら大変…
あなたもこのような悩みをお持ちではないでしょうか?
私の周りのママ友たちもいつもこの話題で持ちきりでした。
そこで保育士資格を持つ私がお勧めする子供が口を開けない時の対処法やストレスなく歯磨きできる方法をご紹介します!
1歳児が歯磨きで口を開けない時の歯磨き対処法
1歳児になると嫌なことはイヤ!と言葉はなくても態度で表すようになってきます。
特に毎日の歯磨きの時間はほとんどの子供が嫌がってしまいます。
ママのお膝に頭を乗せて「はーい!お口を開けてねー」と言っても頑なに開けようとしません。
無理に口を開けさせようとすると、泣いて泣いて余計に口を閉じてしまったりもします。
そんなときは「歯磨きの時間は楽しい!」と子供が持っている歯磨きに対するイメージを変えることが大切です。
「ちゃんと口を開けなさい!!」
このように怒ってしまっては、歯磨きの時間は「退屈+ママが怒る時間」というイメージしか残りません。
子供が歯磨きを嫌がるのも納得ですし、口を固く閉ざしてしまうこともあるでしょう。
でも逆にママが楽しい雰囲気を作ってあげることで、子供も歯磨きは楽しい時間と思えるようになってきます。
ここからはどうやったら楽しい雰囲気を作れるのかをご紹介しますね。
実際に保育園などでも行われている方法なので、効果抜群ですよ!
歌を歌って楽しい雰囲気作り
私が実際にやっている方法ですが子供の歯磨きの時間は歌を歌っています。
歌うのが大変だと感じる人はスマホなどで音楽を流すのも効果的です。
子供の好きな歌を流すことでリラックスする効果がありますし、楽しい雰囲気作りに歌は最適です。
これは保育園などでも実際に使われている方法ですから、ぜひ試してみてくださいね。
歯磨きの絵本を読み聞かせる
歯磨きの絵本を読み聞かせてあげるのもおすすめです。
『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』は保育園でもおいてあるところは多いのではないでしょうか?
しゅっしゅっしゅっ、しゅっしゅっしゅっ、きたよきたよ、はみがきれっしゃ!おくちのなかへ、しゅっぱつしんこう~!
引用:アマゾン
歯磨きに悩むママさん、パパさんに評判の絵本で、この本を読み聞かせたことで普通に歯磨きをしてくれるようになったという口コミが多くあります。
天井に好きなキャラクターのポスターを貼る
天井に子供の好きなキャラクターをプリントした紙やポスターなどを貼っておくのも良いですよ。
仕上げ磨きでママやパパのお膝に子供は頭を乗せて天井を見ますので、その時に好きなキャラクターが天井に貼ってあると子供は退屈せずに済みます。
インターネットで調べればキャラクターの画像はいくらでも出てきますので、それをプリントアウトして天井に貼るだけです。
飽きてきたら別のキャラクターの画像を貼ってあげればいいだけですし、コストパフォーマンスも高い方法なのでお勧めですよ。
このように楽しい雰囲気で歯磨きの時間を作れば子供たちは口を開けてくれるようになってきますので、焦らず根気強く頑張りましょうね!
1日何回磨く?どれくらいの時間?歯磨き粉は?正しい歯磨き知識をご紹介
ちなみにあなたは歯磨きの正しい方法をご存知でしょうか?
「子供の虫歯は親の責任」と言う言葉があるくらいですから、しっかりとした知識を持ったうえで子供の歯磨きをしましょう!
ここからは正しい歯磨き知識をご紹介しますのでしっかりと確認してくださいね。
理想的な歯磨きの回数とは!?
歯磨きの回数は何回が良いのかハッキリとわからない人も多いのではないでしょうか。
理想としてはなるべく朝昼夜の食事後にしっかり磨くのがベストです。
つまり1日3回ですね!
ただ、まだ歯磨きに慣れないうちに回数を多くしてしまうと、歯磨きを嫌がってしまう可能性もあります。
1歳児くらいでしたら、まだあまり歯磨きに慣れていない時期なので、まずは歯磨きに慣れさせることを優先して1日1回程度にし、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
ただし、最低でも寝る前の歯磨きだけはするようにしてくださいね!
夜は虫歯菌が繁殖しやすくなる口内環境ですから、出来るだけ清潔にしてから寝ることが大事です。
寝ているときは唾液の分泌量が減少するため、むし歯菌が繁殖しやすくなります。少なくとも寝る前は必ず仕上げみがきは行ってください。
引用:日本小児歯科学会
歯磨きにかける時間はどれくらい!?
歯磨きにかける時間として2分間は子供自身で好きなように歯磨きさせてあげましょう。
1歳児くらいだと歯磨きを噛んでダメにしてしまうことが多いので、子供用の歯磨きブラシと仕上げよう歯磨きブラシは別のものを用意しておいてくださいね。
子供の歯磨きが終わったら3分間はママやパパが仕上げ磨きに当ててください。
3分間の歯磨きは想像以上に長いので、子供が退屈したり、ぐずったりします。
この時に先ほどご紹介した楽しい雰囲気作りの為に歌を歌ったり、音楽を流したりしてくださいね!
歯磨き粉はどうする?
きちんとブクブクうがいが出来なければ歯磨き粉はつけなくても大丈夫です。
歯磨き粉が口の中で残ってしまうのは良くありませんし、歯の表面についている汚れを落とせれば十分なので歯磨き粉がなくても清潔に保つことはできます。
ただし、味付きの歯磨き粉がついていることでおとなしく歯磨きをしてくれるようなら、飲み込んでも平気な歯磨き粉を使うようにしましょう。
食品由来の原料を使っているので、口の中に残ってしまっても安心ですし、万が一飲み込んでしまっても安心です。
さらに歯磨きに関する様々なプロのサポートを受けることが出来るのも魅力ですよ!
うがいが出来るようになってきたら・・・
問題なくブクブクうがいや口をすすぐことが出来るようになってきたら、幼児向けの歯磨き粉に切り替えていきましょう。
ただしここで注意点があります。
うちの子供が1歳くらいの時に色々と歯磨き粉を試したのですが、どれもうまくいきませんでした。
好きな味の歯磨き粉を使用すると歯ブラシをしゃぶって味を楽しむようになってしまうからです。
そこで最後に落ち着いたのが『ピジョンのぷちキッズ キシリトールの自然な甘さ』です。
歯の黄ばみ防止や歯垢を除去してくれるジェル状歯磨きでフッ素入りのため、虫歯対策にもばっちりです。大人の歯磨き粉のように泡立たないのもいい感じです!
うちの3歳になる子供は1歳くらいのころからずっとこれだけを使い続けています。
定期的な歯科検診を受けるのも大事
定期的に歯医者さんの歯科検診を受けることが最大の虫歯予防につながります。
私は子供を必ず3~6ヶ月に1度は定期検診に連れて行っています。
その際に歯科衛生士さんに磨き方を教わったり、フッ素を塗ってもらったりしています。
市区町村によっては1~3歳程度の子供を対象に無料で歯科検診をしてくれるサービスなどもありますので、ぜひあなたのお住いの地域でやっているかどうかを調べてみてくださいね!
また、そういうサービスをやっていない場合は、お近くで小児歯科がないかどうかも調べてみてください。小児歯科は子供専門の歯医者さんなので子供を飽きさせない工夫が至る所にしてあります。
例えばキッズスペースやおもちゃ、絵本などがたくさんそろっていたり、待合室の内装も普通の歯医者さんよりも子供向けに作られている場合が多いです。
乳歯の虫歯は永久歯に代わるから平気!?
『乳歯だからどうせ生え変わるし、虫歯になっても平気でしょ?』という考えを持っている人もいるのですが、それは大きな間違いです。
確かに乳歯と永久歯は別の歯ですから、生え変わってしまえば新しい歯にはなります。
しかし、乳歯が虫歯になっている口内環境に新しい永久歯が生えてきても、またすぐに虫歯になってしまいます。
ひどいケースでは生え変わっている永久歯がすでに虫歯になってしまっているというケースもあります。
また、乳歯が虫歯になっていることによって、子供がきちんと食事を噛まず、軟食傾向になったり、あごの発達が不十分になってしまったりする可能性もあります。
乳歯だからと虫歯予防を軽視するのではなく、ちゃんとしたケアをしてくださいね!
まとめ
1歳児の歯磨きは初めてのことが多いでしょうし、子供も嫌がってしまうことが多いです。
ただ、子供が虫歯にならない為にも、色々と工夫をしてしっかりとしたケアをしてくださいね!
また、子供の歯のことで困ったら、一人で悩まずに積極的に歯医者さんに相談してください。
正しい歯磨き方法と知識を学んで頑張りましょう。