子育てしていく中で気になることはたくさんありますが、睡眠もそのひとつですよね。
子どもの睡眠時間って、どのくらい必要なんだろう?
子供がより良い睡眠をとる為のポイントは?
そんな疑問について厚生労働省が発表している情報を基にわかりやすいようにまとめました!
お子さんの睡眠時間が気になっているママさん必見です!
厚労省発表の未就学児の子どもに必要とされる睡眠時間まとめ
子どもの睡眠は年齢によって必要な時間や特徴が変わってきます。
厚生労働省の未就学児睡眠指針の内容を一目でわかりやすいように表でまとめてみました!
年齢 | 総合睡眠時間 | 特徴 |
新生児期(0ヶ月) | 16~20時間 | 1~2時間の覚醒と3~4時間の睡眠を繰り返す。昼夜の区別は無い。 |
乳児期(3ヶ月) | 14~15時間 | 3~4時間連続して睡眠をとるようになる。 |
乳児期(6ヶ月) | 13~14時間 | 2~4時間の昼寝を1・2回。昼夜の区別がはっきりしてくる。 |
乳幼児期(1~3歳) | 11~12時間 | 1.5~3.5時間の昼寝を1回。夜にまとめて寝るようになる。 |
幼児期(3~6歳) | 10~11時間 | 昼寝は減少。5歳頃には昼寝をしなくなる子が多い。 |
新生児期は1日のほとんどを寝て過ごしていますが、幼児期くらいの時には約半分ほどの睡眠時間になっていますね。
ただ、それでも12時間程度の睡眠時間が必要ということですが、あなたのお子さんはしっかりと睡眠時間を確保できていますか?
寝不足はお子さんの為にもよくありませんので、早めに寝かしつけるようにしましょうね。
ちなみに睡眠不足による影響などについてはこちらの記事もお読みくださいね!
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子供のより安全な睡眠の為のポイント
子供の睡眠環境
新生児期~乳児期は身体のいろいろな機能が未熟ですが、それが発達していく過程ですので、子供の為にも睡眠環境には注意してください。
身体機能もまだ十分でなく、危険を回避する能力もないため具体的には下記のことに注意しましょう。
・寝かしつけるときはうつ伏せにしない
・敷布団は柔らかすぎないものを使う
・寝床に柔らかいものを置かない
米国小児科学会でも次のように警鐘を鳴らしています。
米国小児科学会(AAP)は12月1日、約半数の米国乳幼児が潜在的に危険な寝具類で寝ているという研究結果を紹介し、親への危険性への理解を呼び掛けている。Pediatrics誌2015年1月号に掲載。
毛布やキルト、枕といったフカフカの柔らかい寝具類は、乳幼児の気道を塞ぎ、窒息リスクをもたらす恐れがあり、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子と認知されている。
引用:m3.com
親の睡眠習慣
親の睡眠習慣は子供にも影響します。
特に子どもと同じ部屋で寝ている場合は注意が必要です。
大人と子どもの必要な睡眠時間は違いますので年齢にあわせた睡眠時間を確保するためには、子どもは早めに寝かせなくてはいけません。
ですが、ママやパパの睡眠習慣が悪い(寝る時間が遅い・起きる時間が遅いなど)と子どもが合わせる形になってしまい、子どもの睡眠習慣の悪化に繋がってしまいます。
スマホやタブレットの使用
親がスマホやタブレットを持っている場合は子どもの使用につながり睡眠にも影響します。
スマホやタブレット、パソコンなど、身近にありすぎてどのくらいの時間使っているか意識しなくなってきています。
意識してみると思ったより長い時間、スマホをいじっていた!ということもあるかもしれません。
とある調査でママやパパにネット依存傾向があると、子どものインターネット使用時間も長くなるということが分かってきました。
大人のネット依存は睡眠に影響を与えることが分かっていますが、子どもの睡眠にも影響を与えかねません。
まずは1日にどのくらいの時間スマホやパソコン、タブレットなどを見ているかチェックしてみましょう!
スマホやタブレットのブルーライト
光は睡眠と覚醒のリズムに影響を及ぼします。
寝床につく前は、スマホやタブレットなどから発生するブルーライトを見ないように注意しましょう。
人間の体内時計は、24時間より少し長いことが分かっています。
朝、光を浴びることで体内時計をリセットし、日中活動することができるようになります。
ですが、夜に光を浴びてしまうと、睡眠のリズムやホルモンの分泌に影響が出てしまいます。
大人も子どもも、夜に光を浴びることは良くないのですが、子どもは大人よりも光を感じやすいことが最近の研究で分かってきました。
また、子どもは体が小さいのでどうしてもスマホやタブレットとの距離が近くなりがちで、同じ画面を見ていても大人と比べると目のところでは倍の明るさになっています。
子どもは大人よりも光の影響が大きいことに注意し、寝る前に画面を見ることは避けるようにしましょう。
子どもの情報通信機器使用と睡眠
未就学児の期間に、情報通信機器使用の状況は大きく変化します。
機器の使用を開始する年齢や、子どもの生活の中での位置づけを家庭で考えましょう。
子どもの情報通信機器の使用は、周りが管理していくことが必要です。
調査では、年齢が高くなるにつれて情報通信機器に触れることが多くなっています。
特にテレビは小さい頃から見せている家庭が多く、幼児期には8割の子どもが自由に見られる環境にあります。
タブレット端末を使った教育も出てきている中で、情報通信機器に触れることを制限するのが難しくなってきていますが、テレビやスマホ・タブレットなどの良い面・悪い面をよく考え、いつから・どのくらいの時間・どのくらい自由に使わせるか、各家庭で話し合うといいでしょう。
昼寝と夜間の睡眠
昼寝は年齢とともにその必要度が低下します.
必要以上に長い午睡は,夜の睡眠を妨げるので注意が必要です.
5歳前後になると、体の成長で昼寝が必要なくなっていきますが、生活習慣によっては昼寝をする子もいます。
たとえば、保育園に通う子は園にいる間にお昼寝の時間があるため、5歳前後の園児でも昼寝をする子が多いようです。
ですが、昼寝をする子もしない子も、1日の合計睡眠時間はあまり違いがありません。
体が必要としていない昼寝をすることで、寝つきが悪くなるなど夜の睡眠に影響が出てしまいます。
夜の寝つきが悪いと思ったら、少しずつ昼寝の時間を短くすると良いでしょう。
まとめ
子どもの睡眠は成長に欠かせないものなので、できるだけ良い睡眠をさせてあげたいですよね!
我が家もなかなか寝てくれない・・・と悩むことも多いです(^^;)
パパやママも一緒に、良い睡眠習慣ができるといいですね!
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