妊娠がわかると、お仕事をしている多くのママはいつまで働くのか悩みます。
特に飲食店などでの立ち仕事や、工場のパート・バイトなどの力仕事をしている方は、何カ月まで仕事をして良いのか気になるところですよね。
この記事では、立ち仕事や力仕事をしている場合に妊娠何カ月まで働けるのか、どのようなことに気を付けるべきなのかをご紹介します。
立ち仕事や力仕事は妊娠何カ月まで働ける?
人によって違いますがおおよそ6ヶ月から10ヶ月まで働く人が多いです。
妊娠すると仕事をすぐにでも辞めたいという人もいれば、出産ギリギリまで働きたいと考える人もいます。働き続けたいと考えている立ち仕事や力仕事のママは、仕事柄いつまで働いていいのか気になるところですよね。
実際に妊娠中に立ち仕事や力仕事をしていた先輩ママの体験談をご紹介します。
「臨月でも立ち仕事してて大丈夫な人は大丈夫ですが、無理して何かあった時自分を責めることになるので…そこは自分の体調と相談しつつ、上司にも相談してみてはどうでしょう?私もスーパーで立ち仕事でしたが、1度流産、今いる息子は切迫になることもなく10カ月目前まで働けました。」
「私は6カ月くらいまで仕事してましたが力使う仕事してましたよ。そして無事出産の日が近づいてきました\(^ ^)/つわりもなくて体調もすごく良かったので。体質によるでしょうね」
何カ月まで働いているかは、皆さんご自身の体調に合わせて判断されています。
妊娠中は一人一人体調も違いますし、立ち仕事や力仕事とは言っても仕事内容によって体にかかる負担度も変わってくるため、いつまで働けるかという時期は様々です。
赤ちゃんが健康に育つために、ご自身の体にとって無理のない範囲でお仕事をしてくださいね。
妊娠初期の立ち仕事や力仕事で気を付けるべきこと
妊娠初期はお腹が大きくなっていなくても妊娠したことによる様々な体調変化がありますが、お仕事をしながら妊婦生活を過ごすママも多い時期ですよね。
これまでと同じように仕事をして良いのか悩む方も大勢いるかと思いますが、中でも立ち仕事や力仕事をしているママの不安は大きいでしょう。
そこで、立ち仕事や力仕事をしている場合どのような時に気を付けなければならないかをそれぞれ分けて解説しますので、参考にしてみてくださいね。
立ち仕事をしているケース
基本的にはママが健康で特に不調を抱えていなければ、立ち仕事でも働くこと自体に問題はありません。しかし、以下の症状が出た場合は注意してくださいね。
疲れやすい時
立ち仕事をしていると普段より疲れやすかったりつらいと感じることがあるのならば、お休みが必要です。
妊娠中は胎盤を通してママから酸素や栄養分が送られ赤ちゃんが成長しますが、母体が疲れている状態の時には血流が悪くなり上手く栄養が届かないのです。
妊娠するとただでさえホルモンバランスの変化でつわりやだるさといった様々な症状が出やすいため、お仕事中に疲れを感じたらこまめに休憩を挟んでリラックスしてくださいね。
お腹が張っている時
立ち仕事をしている際に「お腹が張っている」と感じる場合、子宮が硬くなっている状態のため注意してください。
妊娠中に立ちっぱなしの体勢が続いていると体に負担がかかり、子宮を支えている円靭帯(えんじんたい)が引っ張られることで、お腹に張りや痛みを感じることがあります。
また、ホルモンバランスの変化も子宮の収縮に影響しやすいため、ストレスで緊張状態が続くとお腹が張りやすくなるのです。
お腹の張りを感じている時に無理をし続けると赤ちゃんに酸素や栄養素がしっかりと送り届けられず、切迫流産になる可能性も出てきます。
お腹が張っていると感じられる時には楽な体勢を取ってゆっくり休み、張りが続くようでしたらかかりつけの病院を受診してくださいね。
力仕事をしているケース
力仕事をしている場合、ママ自身は元気に働けているつもりでも体に負担がかかっていることがあります。どんな時に気を付けなければならないかご紹介します。
腹筋に力を入れて持つ時
妊娠中は極力重いものは持たない方が良いとされていますが、その理由は重いものを持つ時には腹筋に力を入れる必要があるからです。
腹筋に力を入れて腹圧がかかることにより出産でいきむ時と似た状態になるため、子宮口が開いてしまう危険性があります。
子宮口が開き子宮が下がってきてしまうと流産や早産のリスクも高まりますので、「お腹に力を入れなくても持てる重さ」以上の重いものは避けましょう。
力仕事に就いている妊娠中の方は早めに職場の方に相談し、できる限り腹圧がかかるような力仕事は他の人にお願いすることでご自身の体への負担を減らせると良いですね。
バランスを崩す可能性がある時
妊娠すると体のバランス感覚も変化するため、転んでしまう危険性があるほどの重い物を持たないように注意してください。
妊娠初期だとまだ目に見えて大きな変化はないように思われますが、妊娠前よりも子宮は大きくなり、お腹の赤ちゃんを守っています。
これまで同様問題なく重いものを持てているつもりでも、知らず知らずのうちに体は腹部を守ろうとしているのです。
重いものを持ってバランスを崩し、その拍子にお腹を打ってしまっては大変ですよね。
また、力仕事をしていると踏み台を使って高いところにあるものを取る作業もあるかと思いますが、こちらも転倒しては危険なので避けましょう。
まとめ
妊娠してお腹の赤ちゃんのことを大切に思うほど、立ち仕事や力仕事をしている方はどこまで仕事をしていいのか悩みますよね。
妊娠中の母体や胎児の状態は個人差があるため、一概に「何カ月まではこれをしても絶対に大丈夫」とは言い切れません。
今回ご紹介したことを参考に、ご自身の体と向き合って無理をしないように過ごしてくださいね。